-30kgの減量を経て、26歳大手電機メーカー営業が「意志力ゼロ」でMMAの試合に立つまでの全て
こんにちは、万次郎です。
私は現在、大手電機メーカーの営業職として勤務しながら、総合格闘技(MMA)を2年間続けております。今ではアマチュアの試合に出場するまでになりました。
大学時代はラグビーに打ち込んでいたものの、社会人になり体重はMAXで98kgに。いわゆる「動けない巨漢」だった私が、2年間で30kgの減量を達成し、なぜ原始的なコンタクトが支配するリングに立つまでになったのか。
「仕事が忙しくて運動する時間がない」「ダイエットが続かない」と悩むビジネスパーソンの方へ。私が実践した、強靭な意志を必要としない「環境とシステム」の全貌をここに公開します。
98kgから-30kgへの肉体改造:すべては「算数」と「固定食」から始まった
私が大幅な減量に成功したのは、決して根性があったからではありません。小学生でも理解できるシンプルな「算数の引き算」をシステム化した結果です。
① カロリー収支の徹底(活動代謝の把握)
ダイエットの基本は、1日の消費カロリーから摂取カロリーを引く作業です。私は自分の活動代謝量を正確に把握し、予算内でカロリーをやりくりする「戦略的享楽主義」を貫きました。
② 「固定食」による意思決定コストの排除
人は「今日何を食べようか」と迷う瞬間に、誘惑に負けてしまいます 。私は、炊飯器一つで作る「炊き込みご飯」や「鶏肉カオマンガイ」などを軸にした「固定食」のシステムを構築し、無意識の過食を物理的に封じ込めました。
③ 予算内なら「ラーメン二郎」もOK
1日のトータルカロリーが予算内であれば、週数回のラーメンや会食も物理的に太ることはありません。算数のロジックで体を管理することで、脂肪を削ぎ落とし、格闘技で戦える基盤を作り上げました。

総合格闘技(MMA)への挑戦:ラグビーの「衝突」から、個の「極致」へ
減量を機に次なる挑戦として選んだのが、総合格闘技(MMA)です。ラグビーという「集団の衝突」を経験した私にとって、自身の技術と肉体のみで対峙するMMAは、まさに「個の極致」でした。
始めるハードルは拍子抜けするほど低い
格闘技ジムの門を叩くのは、恐ろしく勇気がいるものです。私も最初は殺伐とした空間を想像し、身構えていました。
しかし、実際のハードルは驚くほど低いのが現実です。
ジムも一つのビジネスであり、初心者や一般の会員様を等しく歓迎してくれます。マットの上には、プロ志望の若者から、ダイエット目的のビジネスパーソン、護身術を学びたい女性まで、多様な方々がフラットに混在しています。
もし「自分なんかが行っていいのだろうか」と躊躇されているなら、それは非常にもったいないことです。体験予約のフォームに名前を打ち込む。必要なアクションはそれだけです。
継続することが最大の難関
しかし、格闘技ジムの継続率は驚くほど低く、体感では「始めたい人100人、始める人10人、続ける人1人」という過酷な世界です。この上位1%に入るために私が導入したのが、以下の「継続を自動化する3つのシステム」です。
✅ MMAを習慣化させる「動線設計」
- 動線の固定: 会社の帰り道にあるジムを選び、サボれる物理的余地を消去する。
- 思考の停止: 必要の無い飲み会は断り、定時になったら何も考えずにバッグを掴んで会社を出る。
- 帰宅後の食事確定: ジムに行く前に夕食を炊飯器にセットしておき、疲労による食べ過ぎの言い訳も排除
「気づいたらマットの上に立っている状態」を物理的に作ることが、意志に頼らない継続の秘訣です。
オフィスでは味わえない「生存実感」
ビジネスの世界では論理的思考が尊ばれますが、格闘技のリングを支配するのは「原始的な本能」です。会社員がアマチュア試合という高いハードルを越えるための、現実的なアプローチをまとめました。
🏆 試合出場へのハードルと乗り越え方
| 直面するハードル | 乗り越えるための現実的なアプローチ |
|---|---|
| 怪我のリスク | 無茶なスパーリングを少なめにし、安全第一を徹底。インストラクターのアドバイスを厳守し、怪我せずに練習量を増やしていく。 |
| 練習時間の不足 | コアタイムと練習までの時間は仕事に勤しみ、練習の時間にはきっちり参加できる様にする。 |
| 直前の減量調整 | 普段の「固定食システム」の出力を数%絞るだけで、論理的にクリア。 |
リングで相手を殴り、関節を極められ、自らも攻撃に晒される。この緊張感の中で都会の論理がシャットダウンされる瞬間、圧倒的な「生存の実感」が湧き上がります。この「カタルシス」こそが、都会のシステムで働く私を支えるエネルギーになっています。
⚠️ 注意
ビジネスパーソンが怪我を未然に防ぐためには、決して自己流に走らず、専門家の指導を仰ぐことが重要です。
MMA(総合格闘技)を実際に始めて痛感した「3つの難しさ」
ダイエットから始め、最終的に試合に出るまでになった私ですが、MMAという競技の難易度には何度も打ちのめされました。具体的には以下の3点です。
① 打撃が怖い
殴るのも、殴られるのも、シンプルに怖いです。これは素人だろうがプロだろうが基本的には関係ありません(稀に見る格闘ジャンキーの様な人は除く)。スパーリングを重ねることで多少は慣れますが、生物としての本能的な恐怖は完全には消えません。
② 寝技が意味不明
最初は本当に「何をされているのか」が全く理解できません。この複雑なパズルを解くような感覚に耐えられず、ここで挫折される方が大半です。これに関しては魔法のような解決策はなく、地道に時間をかけて身体に覚え込ませるしかありません。
③ とにかく疲れる
あらゆるスポーツの中でも、全身運動であるMMAの疲労感は突出しています。
推測ですが、プロの舞台で活躍されている選手にレスリングや柔道などのバックボーンを幼少期から持っている方が多いのは、こうした過酷な練習量や強度に耐えうる「肉体の素地」がすでに出来上がっているからだと考えられます。
試合会場という「非日常」:有名人が普通にいる世界
アマチュアの試合会場に足を運ぶと、普段画面の向こう側で見ている有名な格闘家や関係者が、普通にアップをしていたりセコンドについていたりします。この世界の狭さと熱量を肌で感じることは、日々の練習を乗り越える上での大きなモチベーションになります。

まとめ
私もMMAを始めて2年が過ぎましたが、ようやく少しずつこの競技の深みや魅力が分かってきました。
特別な才能や、天性の強靭な精神力がなくても、システムを構築して「少しずつでも続けること」ができれば、巨漢のデブだった私でも試合のマットに立つことができました。
まずは最寄りの格闘技ジムの体験予約フォームに名前を打ち込んでみませんか?そこから、あなたの新しい生存戦略が始まります。


