なぜ格闘家は「異常な量の水」を飲むのか?ラーメン後のむくみから減量までを制する戦略的水分補給
こんにちは、万次郎です。
私は大手電機メーカーで働く傍ら、アマチュアMMA(総合格闘技)ファイターとして活動しています。かつて98kgあった体重を2年間で68kgまで落とした経験から、身体を一つの「システム」としてハックする最適解を日々追求しています。
先日、同棲中の彼女から「毎日そんなに水ばかり飲んでて大丈夫?」と呆れ顔で聞かれました。
確かに、私の水分摂取量は一般の方から見れば「異常」かもしれません。
しかし、私が水をガブ飲みするのには、喉の渇きという本能を超えた、明確な「計算」と「生存戦略」があるのです。
今回は、私が実践する「戦略的水分補給」の3つのロジックを、物語を追うように紐解いてお届けします。
1.【欲望の代償】ラーメンや会食で「塩分過多」になった翌日の緊急決済
私の実生活において、週3回のラーメンや会食は人生の質を高める不可欠な投資です。ラーメンや飲み会が無い人生は考えられないからです。
しかし、多くのダイエッターが絶望するのが、翌朝の体重計に表示されるプラス2kgという数字ではないでしょうか。
「脂肪」ではなく「むくみ」を撃退せよ
結論から申し上げます。その増加の正体は脂肪ではありません。塩分によって身体が溜め込んだ「水分(むくみ)」です。 脂肪1kgを増やすには7200kcalの過剰摂取が必要であり、一夜にしてそれがつくことは物理的に不可能です。
- ロジック: 体内の塩分濃度が上がると、身体は濃度を一定に保とうとして水分を溜め込みます。飲み会の時の濃い味付けのおつまみや、ラーメンのスープはまさにこれにあたります。
- 解決策: 翌日こそ、恐れずに水を大量に摂取します。
- 結果: 体内の塩分濃度が下がることで、身体の循環システムが「排出モード」に切り替わり、尿として強制デトックスが行われます。
これが、美味いものを諦めずに-30kgを維持し続けるための「事後決済システム」です。
2. 【極限の調整】計量をパスするための「ウォーターローディング」
物語は、日常の食卓から「格闘技のリング」へと移ります。試合前、体脂肪を極限まで削ぎ落としたファイターに残された最後の調整、それが「水抜き」です。アマチュアは当日計量なので、過酷な水抜きは実施しませんが、それでも水分との関わりは密接であることに変わりはありません。
ここでは、人体の利尿システムを逆手に取った「ウォーターローディング」という技術を駆使します。
身体を「騙す」システム構築
- 準備: 計量の数日前から、あえて毎日6〜8リットルという大量の水を飲み続けます。
- 変化: 身体が「水がどんどん入ってくるから、どんどん排出しよう」という、利尿作用マックスの状態に固定されます。
- 遮断: その状態で、計量直前にピタッと水分摂取を断ちます。
すると、身体は「騙されたまま」水分を排出し続けるため、短時間で劇的に体重を落とすことが可能になります。これは根性論ではなく、算数と生理学に基づいたハックです。
⚠️ 重要: これは計量をクリアするための競技者特有の極端な手法です。一般の方が真似をすると、水中毒や脱水のリスクがあり非常に危険です。専門知識のない状態での実践は厳禁です。,,
3. 【生存の管理】夏場の猛暑や「狩猟の山歩き」における体液マネジメント
最後に、これから私が挑む「狩猟」という野性のフィールドにおける水分戦略についてお話しします。夏場の激しいトレーニングや、険しい山を歩き回る狩猟では、滝のような汗とともに体内の塩分がごっそり失われます。
「ただの水のガブ飲み」という愚行を避ける
ここで水だけを大量に入れるのは、システムを崩壊させる危険な行為です。
塩分が不足した状態で水だけを補給すると、体液が薄まり、熱中症やパフォーマンスの低下を招く「水中毒」の入り口に立たされるからです。,,
- 戦略: 大量に水分を摂る際は、必ず計算された塩分(岩塩など)や電解質を同時に摂取する。実際に私は毎朝起床した瞬間に、岩塩とレモン汁入りの水を500mlほど摂取します。365日かかしません。
- 本質: これは単なる水分補給ではなく、「体液のマネジメント」です。
失われたリソースを正確に把握し、必要な分だけを論理的に補填する。これこそが、都会の営業職としても、マットの上の格闘家としても、そして野性の狩人としても生き残るための鉄則です。
まとめ:あなたの口に入るもの全てに「理由」を持たせよ
「なんとなく食べる」ことで身体が緩むように、「なんとなく水を飲む」のもまた思考停止の一つです。,,
- 今の状況は塩分過多なのか、それとも脱水なのか?
- 身体というシステムをどう動かしたいのか?
言い訳を捨て、自分の口に入れるものすべてに明確な「理由」を持たせてみてください。計算とロジックに基づいた選択ができるようになったとき、あなたの肉体と日常は、あなたのコントロール下へと戻ってくるはずです。
まずは今日、あなたが飲む水の「一杯目の意味」を考えてみることから始めてみませんか?


